新宿で受け継がれる「染め物」と「印刷」 新宿で受け継がれる「染め物」と「印刷」

新宿で受け継がれる
「染め物」と「印刷」

1日の鉄道乗降客数全国1位を誇る新宿駅を擁し、東京都庁をはじめ高層ビルが建ち並ぶ西新宿の副都心や、ネオン輝く一大歓楽街の歌舞伎町を抱える東京都新宿区。大都会の印象が強いこの地を支えてきた2大地場産業が、着物の染色と、印刷・製本というのは意外かもしれません。

東京の染色は江戸時代、神田紺屋町に端を発します。神田川流域の都市化が進むにつれ、清流を求め川をさかのぼり、大正時代以降、新宿区内に工房が集積します。一方の印刷業は明治期、現在の大日本印刷(株)が市谷加賀町に開設した工場が契機となります。下請けとなる中小工場や発注元となる出版社が次第に集まり、発展を遂げたのです。

明治・大正期から現代に至るまで時代の荒波に揉まれながら、それぞれ地域に根差して生き抜いてきました。その2つの産業がいま手を携え、地場・新宿区を盛り上げるべく新たな試みに挑みます。

新宿で受け継がれる「染め物」と「印刷」

地場産業団体

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